「昨夜は何時間眠りましたか」と聞かれたら、だいたいの数字で答えられる方は多いと思います。一方で、「目覚めはどうでしたか」と聞かれると、少し考えてしまうかもしれません。

睡眠の記録では、時間だけでなく、目覚めたときの感覚もあわせて書き留めておくと、振り返りがしやすくなります。

時間の記録:寝床に入った時刻と起きた時刻

まずは、寝床に入った時刻と、起きた時刻を記録します。眠りについた正確な時刻は分かりにくいので、寝床に入った時刻で十分です。夜中に目が覚めた場合は、覚えていれば「中途覚醒あり」とひとこと添えておきます。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、年代ごとに睡眠時間や床上時間についての考え方が示されています。自分の年代に関する記載は、原典で確認してください。

感覚の記録:同じ言葉で、毎朝書く

目覚めの感覚は、毎朝同じ尺度で書くことが大切です。たとえば次の3段階を使います。

  • ◎ すっきり起きられた
  • ○ ふつう
  • △ 起きるのがつらかった

日中の眠気についても、同じように3段階で書き添えておくと、夜の睡眠と日中の様子を並べて見ることができます。

並べて見ると分かること

1〜2週間分の記録を並べると、「時間は短めでも◎の日がある」「時間は長いのに△が続く」といった組み合わせが見えてきます。時間と感覚が一致しない日に、何があったかを思い出してみることが、生活を見直す手がかりになります。

記録で判断しすぎない

睡眠の感覚は、その日の気分や体調にも左右されます。記録は自分の傾向を知るためのもので、良し悪しを判定するものではありません。眠りに関する困りごとが続く場合は、医療機関に相談してください。

まとめ

睡眠を時間と感覚の両方で記録すると、数字だけでは見えない自分のリズムが見えてきます。寝床に入った時刻、起きた時刻、目覚めの感覚の3つから始めてみてください。

関連する記録ツール:睡眠・運動記録シート1週間1ページ。眠っていた時間帯を塗りつぶす方式と、運動・歩数の記録欄があります。 会員ページからPDFでダウンロードできます。

この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。体調や持病に関するご不安は、医療機関にご相談ください。