
「運動を始めよう」と思っても、まとまった時間をとるのは簡単ではありません。けれども、運動と呼ばないような日常の動きも、体を動かしている時間です。
この記事では、運動の手前にある日常の動きに目を向け、それを記録する方法を紹介します。
身体活動という考え方
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、運動だけでなく、家事や移動、仕事などで体を動かすことも含めた「身体活動」という考え方が示されています。また、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにすることにも触れられています。
年代ごとの目安など、具体的な内容は原典で確認してください。
記録する項目の例
まずは、次のような項目を1日の終わりに書き留めてみます。
- 歩数(スマートフォンや歩数計の数字をそのまま)
- 階段を使った、遠回りして歩いたなど、意識して動いたこと
- 掃除や買い物など、体を動かした家事
- 長く座っていた時間帯
歩数を測る道具がない場合は、「よく歩いた・ふつう・あまり歩かなかった」の3段階でもかまいません。
座っている時間にも目を向ける
動いた時間と同じくらい、座っていた時間を振り返ることにも意味があります。テレビを見ている時間、パソコン作業の時間など、座り続けている時間帯が分かれば、その途中で立ち上がるきっかけを考えやすくなります。
少しずつ増やすための工夫
記録を1週間ほど続けたら、動きの少ない曜日や時間帯を探してみましょう。そこにひとつだけ、立つ・歩くきっかけを足してみます。いきなり大きく変えず、記録で続けられているかを確かめながら進めるのが、無理のない方法です。
持病がある方や体調に不安がある方は、活動量を増やす前に医師に相談してください。
まとめ
日常の動きを数えると、運動の時間がとれない日でも、自分がどれくらい体を動かしているかが分かります。歩数や家事、座っていた時間を記録し、動きの少ない時間帯から小さく見直してみてください。
関連する記録ツール:睡眠・運動記録シート1週間1ページ。眠っていた時間帯を塗りつぶす方式と、運動・歩数の記録欄があります。 会員ページからPDFでダウンロードできます。この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言・診断・治療に代わるものではありません。体調や持病に関するご不安は、医療機関にご相談ください。